ブックタイトル高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

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概要

高知大学KICS年報

ご挨拶国立大学法人高知大学理事(総務・国際担当)KICS化事業実施担当責任者櫻井克年平成25年度に文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」に採択されました「高知大学インサイド・コミュニティ・システム(KICS)化事業」も2年目が終了しました。「地(知)の拠点整備事業」は、学長のリーダーシップの下、地域を志向した大学として、大学のガバナンス改革を実施し、地域の声を受け止める体制の整備を行い、教育カリキュラム・教育組織の改革を実施する一大事業です。「高知大学インサイド・コミュニティ・システム(KICS)化事業」とは、高知県が設置する産業振興推進地域本部に高知大学サテライトオフィスを併設し、大学教員(UBC:高知大学地域コーディネーター)が常駐し、地域産業振興監・地域支援企画員との連携による新たな課題解決体制の構築を行う事業です。UBCの主な役割は、地域の課題を大学に繋いで「地域志向」の教育カリキュラムの構築を促進し、他方で大学の研究シーズを地域課題解決につなげることです。平成26年度は、全UBCが県内各地域に着任し、地域課題解決に向けた地域との協働活動が本格的に始動しました。高知県の東から西まで、県内のあらゆる地域から寄せられた千差万別の地域課題をどれだけ解決に導けるか、「地(知)の拠点」としての高知大学の価値が試されるところです。また、地域課題解決に向けた地域協働をリードする専門人材の育成に特化する新学部「地域協働学部」が、平成27年4月より始動します。「地域協働学部」では、地域活性化の担い手として、分野や領域の壁を越えて人や組織の「協働」を創出し、地域産業の振興を推進できる人材を育成します。「学生力を地域に活かす」という理念の下、多くの学生が地域に入り、地域と一緒に考え、行動していくこの学部は、国立大学では全国初の学部となります。本学は、地域協働学部を中心に、地方の国立大学として日本の高等教育の新しいモデルを構築し、そのフロントランナーとなる決意であります。本事業は、おかげさまで平成25年度に構想した計画以上に事業を遂行できております。本学が地域に根ざした大学としてさらに発展するため、今後とも着実に成果を上げる所存でございます。引き続き、皆様の温かいご支援、ご協力をお願いいたします。Kochi university Inside Community System | Annual report 2014 | 01