ブックタイトル高知大学KICS年報

ページ
22/62

このページは 高知大学KICS年報 の電子ブックに掲載されている22ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

高知大学KICS年報

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

高知大学KICS年報

これからの大学のめざす方向は4つある最後にこれからの大学のめざす方向について申し上げたいと思います。まず、COCのめざす方向は4つあるのではないかと思います。1つはグローバルニッチトップをもっと押し進めて行くこと。地域に産業がある、従って産業の技術開発を進めていく、あるいは人材を育成していき、国内だけではなく、世界をめざしてそれを後押しして行くことは当然必要なことだろうと思います。2つめは、地元企業との関係、連携をもっとよくすること。さきほどの文科省の施策のなかにも地元の企業への就職、地元の進学率、地元の高校から地元の大学にいく、地元の大学から地元の企業に就職するというラインをもっと後押しをして人口の流出を抑制しようとするものがありましたが、その動きと「産直教育」とあります。イキのいい人たちを送り届けるような大学になってほしいなと思います。働くこと、学ぶことというのは、人間の一生のなかで自分の立ち位置や存在感をいちばん発揮することでもありますし、さらにいうと人間の尊厳そのものにつながるもとだと思います。誰しもが望む中に年を重ねてからも学び返すということもあると思います。その拠点として脇口学長もおっしゃられておりましたが、“シンクタンクではなくドゥタンク”。行動し、実現する大学、まさに知の拠点になっていただきたいと思います。ありがとうございました。をどんどん強めていこうというものです。3つめはすでに皆さんが取り組まれていることですが、地域コミュニティーを再生していくこと。4つめはCCRC。要は都市圏から高齢者がもう一度地域に戻ってもらう、あるいはかつてなじみのある地域に移って新しいコミュニティーをつくって末永くそこで暮らしていただく。そういう核として大学が機能していくという役割があると思います。受田先生にはCCRCの拠点としての大学の役割を高知大学の拠点づくりを通して教えていただこうと思っていますし、これからCOCに参加する大学にもこの4つを高めていただくといいのではないかと思います。高知大学の地域協働学部のパンフレットをみていますKochi university Inside Community System | Annual report 2014 | 21