ブックタイトル高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

[事例1]宮崎大学宮崎大学の食と健康を基軸とした宮崎地域志向型一貫教育による人材育成1.みやだいCOCの特徴?連携機関は宮崎県?テーマは宮崎県にマッチした「食と健康」?宮崎地域志向型一貫教育の導入として、基礎教育の科目間、専門教育との連携の構築、地域を学ぶ場をつくる。?農畜水産加工実習室、食品成分分析実験室を設置。学生だけではなく地域の人たちにも利用してもらう。宮崎県産農作物の機能制評価、地域ブランドの創出?社会貢献として学生ボランティア、チャレンジプログラム支援、高齢者、社会人の再チャレンジ、学び直しのためのセンターを将来的につくろうと基盤整備を進めている。2.全学をあげた協力体制の構築、地元自治体等との連携体制「みやだいCOC推進機構」を立ち上げ、全学的、全地域的に組織を作った。宮崎県知事、宮崎大学長、宮崎経済連、商工会の会頭、工業会の会長などで「推進協議会」を持ち、最高議決機関として「運営委員会」を持った。「みやだいCOC推進室」が企画、行動する機関。そして各学部に「地域志向型教育実施委員会」を作った。やはり、各学部が動くことが重要で、この委員会が今よく動いている。宮崎県とはフードビジネス推進課を窓口となって連携。学内外を巻き込んで「外部有識者評価委員会」を作り、PDCA評価システムを毎年実施。また、県内5カ所に地域活性化ワーキンググループを作り、学生教員が地域課題にコミットしながら動いている。「地域学入門?地域がキャンパス」という講義を実施し、全学部から160名が参加。学生にそれぞれの地域のミッションを見せるということでは非常に良かったのではないかと思っている。3.地域課題とそれに対する取り組み宮崎全県から地域課題を集め、改題解決に向けて「みやだいCOCフーズサイエンスラボラトリー」で宮崎県産の作物の機能性を分析する。地域ブランド創出に向けた商品開発にも取り組み、各地にて地域ブランドをつくり、宮崎大学の知的財産を活かした商品づくりをしていく。4.学内におけるCOC事業の教員の理解浸透のためにあらたな基礎教育カリキュラムを導入。導入科目、課題発見科目、学士力発展科目のなかに「地域科学系科目」を加えた。そして宮崎大学の特徴となった「地域活性化学生マイスター」制度。新入生1200人に必修科目として学んでもらい、学生に資格認証することによって評価する。初級、上級、専門と3つのマイスター。このマイスターを優先的に地域の企業、自治体に入ってもらえるとありがたい。5.今後の課題1みやだい地域志向カリキュラム受講学生の教育評価2地域科学系科目への教員の全学出動への理解3「食と健康」の地域課題解決に向けた取り組みの成果4社会貢献意識をもつ学生・教職員の拡大5学生への地域課題解決ミッションの浸透と地元定着6九州・沖縄地域での地域人材育成に向けた連携・協働↓そして2016年4月COC事業から新学部設置「地域資源創成学部地域支援資源創生学科」Kochi university Inside Community System | Annual report 2014 | 23