ブックタイトル高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

[事例2]横浜市立大学大学の特徴を活かした地域社会への貢献横浜市立大学としてどういった地域貢献をしていくか。いかに人口減少、超高齢化社会の問題に対応していくか。神奈川県内唯一の公立大学医学部を有しているということで地域医療の面でも貢献して行く立場にある。COCとしては都市問題、環境、健康問題等の地域課題解決を担うと位置づけられている。そのCOC事業での取り組みは「環境未来都市構想」推進のための人材育成と拠点の開発をテーマに5つに分類されている。1教員の地域貢献活動推進教員の意志で自ら進めるインキュベーション型プロジェクト健康都市つくり研究2学生の地域貢献活動推進医学部の学生が横浜市の小中で命の授業を長年行なっている地域と保育所のつながり力をアップさせるプロジェクト3エクステンション講座の充実・発展4サテライト拠点の設置・活用推進オールドタウンが進んでいる地区に拠点をつくり、高齢者のQOLをあげていく5地域志向の教育・カリキュラム改革の推進地域実践プログラムを創設?横浜における人口減少と超高齢社会の問題横浜市は2020年をピークに2055年には374万人から320万人に人口が減る。2025年には超高齢社会に突入し、独居単身高齢者が大量に発生することが予測され、地域社会が非常に大きな変化を遂げようとしている。大都市圏では高齢化がまだらに、あるいは局所的に起きる。そのオールドタウンに学生が常駐し、高齢者を中心とした健康づくりに取り組んでいる。?東日本大震災復興サポート活動。学生が被災地でサポート活動をしているうちに、この地域でまちづくり会社を起こしたいと考えている。?横浜市におけるCOC事業の展開の中では、人口減少、超高齢社会への対応が非常にポイントになっている。この取り組みの中から得られるノウハウを地方創生に生かしたい。被災地に通っていると課題先進地である地方で学べることも多々あると感じている。24 | Kochi university Inside Community System | Annual report 2014