ブックタイトル高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

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概要

高知大学KICS年報

地域連携推進センターの発足(KICS化事業の概要)関係形成インターンシップ)―Society Based Internship―」。ワンデイツアーで県内各地を訪ね、地域のすばらしさや地域の抱える問題に触れることで、社会とのかかわりを考え行動を起こすきっかけとなることを目指す「えんむすび隊」。実践的なスキルや考え方を身に付けるため、2日間に渡りグループワークを展開するプログラム「ファシリテーション力養成道場」。以上のように、学生の教育的側面を持って地域と活動しているとはいえ、特有の若者らしさが地域の意欲向上につながる場面も見られるなど、大学に対して学生との地高知大学の地域連携においては、平成17年7月1日から国際・地域連携センターが地域に対するワンストップウィンドウとしての機能を有してきた。従来の地域共同研究センターに知的財産本部、生涯学習教育研究センター、並びに留学生センターの国際交流部門を統合し、分散していたこれまでの地域に対するサービス業務を学内的に一体化し、地域からの要望に対して最も適した教員に伝達、国際・地域連携センターが調整をとって地域の担当者との連携を図る。このような体制のもと、地域の要望に機動的に、かつ柔軟に対応してきた。国際・地域連携センターが設置されてから10年が経過し、連携協定を14市町村と締結、さらに高知県とも包括協定を締結。企業等との連携においては、共同研究52,640千円/58件(H16年度)から147,003千円/134件(H25年度)へと増加、受託研究も127,582千円/58件(H16年度)から437,304千円/69件(H25年度)へと増加してきた。以上から、国際・地域連携センターの活動は年々拡大の一途を辿っている。他方、大学教職員による活動だけでなく、学生による地域連携活動もクローズアップされてきた。学内にリエゾンオフィス「コラボレーション・サポート・パーク」が設置され、自ら地域活動に取り組みたいと希望する学生に対して、地域での活動の場を用意している。具体的プログラムとしては、学生が自由なテーマを持ち寄り、1年間かけてプロジェクト実現へ向け教員がサポートする「コラボ考房」。人との関わりを意識したインターンシップとして、3人1組で日報・面談での日々の振り返りを行う「SBI(人間域連携を望む声も高まってきた。本学における地域連携事業の拡大を更に後押しする動きとして、平成25年度に文部科学省が「地(知)の拠点整備事業(Center of Community)」を募集、高知大学が「高知大学インサイド・コミュニティ・システム(KICS)化事業」により採択された。本事業により、高知大学がより組織的に一本化して地域連携を推進することとなった。このように、地域連携と国際連携を支える人的な組織や仕組みが増えてきたこともあり、国際・地域連携センターの「地域」と「国際」を独立、それぞれより充実化を図っていくこととなった。結果として、COCを含めた地域連携に関わる機能を集約した「地域連携推進センター」を、平成26年4月1日に発足した。Kochi university Inside Community System | Annual report 2014 | 31