ブックタイトル高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

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概要

高知大学KICS年報

一方、組織的に「国際」とは分離したものの、「地域」と「国際」は互いに連携する必要性があることから、学長直轄の「国際・地域連携推進機構(平成25年9月1日発足)」において、大学としての組織的な国際・地域連携戦略を立案、全学的な周知を図る体制を構築した。国際・地域連携推進機構の特に「地域」についての議題では、高知県からの要望も反映することとしており、高知県との対話の場として「高知県地域社会連携推進本部(平成25年10月1日発足)」を年4回開催、地域から大学に対する要望をはじめ、様々な意見交換や大学と県庁との連携を協議している。高知県からの要望に基づく大学の地域連携戦略において、地域連携推進センターが学内の総合調整役となり、全学的な地域連携を図ることで大学としてのガバナンス改革にも貢献する。高知大学学長国際・地域連携推進機構(新設:H25.9.1)理事(総務担当)理事(地域(社会)連携担当)地域連携推進センター長理事(教育担当)理事(研究担当)優先課題を全学に周知、解決のための経費を支給地域志向教育研究経費全学部、全教職員、学生優先して解決すべき課題を大学と県が協議高知県地域社会連携推進本部(新設:H25.10.1)教育の場、研究素材の提供及び活動成果のフィードバック理事(総務担当)地域連携推進センター長産学官民連携推進部門長域学連携推進部門長UBC地域を志向した教育・研究の推進と地域社会貢献の一体的推進高知県文化生活部長高知県産業振興推進部長高知県地域産業振興監UBCが地域の課題を収集し、高知県地域社会連携推進本部に持ち上げるUBCUBCUBC「地(知)の拠点」としての大学改革地域課題解決のための教育・研究を通じた参画UBC高知県は少子・高齢化や過疎の問題など、我が国が抱える課題を10年から15年先取りしている地域といわれており、その課題に対する解決の試みは、他の地域に対する貴重なモデルを提供すると共に、「課題先進地域」の再生と持続可能性に向けたチャレンジでもあると捉えられる。したがって、地域連携推進センターの役割は「Think・タンク」機能に留まらず、地域と共に活動する「Do・タンク」、さらに課題解決を実現する「Realize・タンク」、そしてその課題解決活動を維持する「Sustain・タンク」まで求められる。その役割を長期的に果たし続け、「課題先進地域」を「課題解決先進地域」へと導くことを目標とする。34 | Kochi university Inside Community System | Annual report 2014