ブックタイトル高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

今後の抱負あかいけ赤池しんご慎吾080-2982-8762akaike@kochi-u.ac.jp【サテライトオフィス】安芸地域/安芸市矢ノ丸1丁目4-36安芸地域担当安芸総合庁舎3階地域の皆さんと一緒に考えながら、「地域の安心・安全な暮らし」や「地産外商」の実現に向けた取り組みに高知大学が貢献できるよう、地域と高知大学(学生、教員、組織)をしっかり結びつけます。そして、地域住民・自治体・企業・市民団体・大学等と連携して、新たな地域づくりに貢献できるよう努力していきます。地域の皆さんに高知大学が少しでも身近に感じていただけるように、さまざまな地域の集まりに顔を出させていただきたいと考えています。私を見つけたら、お声をおかけください。よろしくお願いします。専門領域(活動テーマ)●過疎高齢化集落における山林継承と森林管理●地域情報データベース(地域カルテ)の構築と普及経歴●1982年静岡県静岡市出身●東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程単位取得退学博士(農学)●財団法人林業経済研究所研究員●島根県中山間地域研究センター研究員UBC Q&Aquestion 1UBCに期待されることは?KICS化事業を進める上で、高知大学からは、地域との日常的なコミュニケーションを図った上で、地域課題を発掘・峻別し、学内の教育・研究シーズとマッチングさせること、そしてUBC自らが地域貢献のための事業や運営に準当事者と関わることが期待されている。一方、地域からは、地域を知ってもらうこと、そして地域課題を「見える化」し、その対応策を一緒に考え・行動することが期待されている。地域課題の解決に向けて、まずは、大学と地域の双方がお互いの立場や考えを理解し、顔の見える関係を築いていくことが大切だと考えている。そのために、UBCは地域に最も身近な教員として、積極的に会議や集会、イベント等に顔を出し、人的ネットワークを広げることが大切だと考えている。question 2初年度の感想は?私は、平成26年1月に家族で高知県にIターンをした。温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれた安芸地域をとても気に入っている。一方で、高知の文化や歴史、言葉について、何も知らなかった。わずか1年3ヶ月間ではあるが、様々な場に顔を出し、地域の皆様とお話をさせていただき、地域の飾らない姿を私自身の五感で感じることを心がけてきた。そこで感じたことは、郷土に愛着と誇りを持ち、自然・歴史を活かして笑顔で生活する地域の姿と、様々な課題を抱え、閉塞感が強まっている地域の2つの姿でした。この一年で、地域の皆様の思いに触れ、地域の良いところと・困りごとを一緒に考える機会をいただいた。様々な活動を通じて、地域課題を理解し、人的ネットワークを広げることができたことは、今後のUBC活動の大きな財産となるだろう。question 3これからチャレンジしたいことは?地域の皆様からいただいた相談や悩みをしっかりと受け止め、学内・学外の関係者とマッチングし、一つ一つ着実に解決へ導くことに全力を注ぐ。私の担当する安芸地域は9つの市町村があり、朝倉キャンパスから1時間~3時間以上の距離にある。初年度は、地域の皆様に高知大学をもっと身近に感じていただくため、積極的に情報を発信することを心掛けてきた。その成果が少しずつ実を結びはじめ、学生との連携や、事業化の機会が増えている。今後、大学や研究機関等の持つ専門性とマッチングを行い、事業化に向けたマネジメントを実践する。さらなる人的ネットワーク拡大とプロジェクトマネジメントのスキルを身につけていきたい。また、地域課題が明確でない場合には、可能な限り地域の集会や個別相談を受け付け、課題解決に向けたプロセスを共有しながら、課題に陥った要因と解決のために何をすれば良いのかを一緒に考えていきたい。Kochi university Inside Community System | Annual report 2014 | 05