ブックタイトル高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

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高知大学KICS年報

おおさき大﨑すぐる優080-8637-9795s-osaki@kochi-u.ac.jp【サテライトオフィス】高知市地域/高知市朝倉本町2丁目17-47高知市地域担当地域連携推進センター1階専門領域(活動テーマ)●産業連関表を活用した地域経済構造分析およびそれに基づく政策提言●県内集落での農作業等を通じた地域住民との協働経歴今後の抱負これまでの研究活動や地域活動をUBCの活動に活かしつつ、自らの専門外の分野についても地域の方々のご要望にお応えするべく、日々頑張っていきたいと思います。地域の課題は大学の力で解決できる課題ばかりではありませんが、これまで培った人との繋がりを活かして、人と人をつなぐことで解決の糸口を示すことができればと思っています。まずは気軽に相談を持ちかけられるような存在になりたいと思いますので、多くの人と出会い、親密に相談し合える関係性を構築していくよう努力していきます。●1982年生/高知県高知市出身●高知大学大学院総合人間自然科学研究科人文社会科学専攻修士課程修了●修士(経済学)(高知大学)●財団法人高知県観光コンベンション協会(現:公益財団法人高知県観光コンベンション協会)、全国農業会議所を経て、現職(高知大学地域連携推進センター特任助教、地域コーディネーター)UBC Q&Aquestion 1UBCに期待されることは?地域の方から期待されていることは、まず「地域からの相談窓口」機能です。ちょっとした悩み、形になるか分からない相談、大学のどこに持ちこむべきか分からない話を、気軽に相談できる相手として期待されていると思います。次に「知見・ネットワークの提供者」機能です。担当地域のUBCがもつ知見やネットワークはもちろん、他地域担当のUBCが持つ知見・ネットワークについても、提供を行い、地域課題解決の糸口をもたらすことを期待されていると思います。大学から期待されていることは、「地域への窓口」機能です。教員が地域に出るきっかけとなる案件を大学に持ち込んだり、継続的な関係性を持ち続けたり、現地でのコーディネートを行うことを期待されていると思います。双方向的に見て、最も期待されていることは「地域と大学をつなぐ」役割であることは間違いないと思いますし、我々UBCもその役割を果たすために日々業務に邁進しています。question 2初年度の感想は?地域の方々からは相談窓口として多くの場に呼んでいただけました。地域の総会から個人の方からの相談、相手方もNPO、役所、法人、個人など様々な組織の方とお会いしました。地域協働学部のこともあり、学生を地域に連れてきてもらいたいという要望が最も多い相談でしたが、学生教育との兼ね合いやスケジュールの都合もあり、残念ながらお断りをする案件もありました。一方で何度も話し合いを重ねて実施できた「えんむすび隊」などの活動も多くあり、地域と学生の橋渡し役になれたと自負しています。研究につながった案件はあまり多くありませんが、この1年間で他のUBCも活発に活動し、参考になる事例も多く集まってきました。UBC同士の情報交換も活発にすることで、自分の不得手な部分も改善していきたいと思います。1年間は瞬く間に過ぎ、満足のいく活動ができたわけではありません。次の1年は今年得たことを糧に、地域と大学をより近づけて行きたいと思います。question 3これからチャレンジしたいことは?高知県が進める中山間地域等条件不利地域に対する取り組みである集落活動センター事業について、より深く関わっていきたいと思います。具体的にはセンターの立ち上げや運営に関して、学生や教員の継続的な支援のコーディネート業務ができればと思っています。もちろん地域側からの要望があってのことです。また、土佐FBCの学外教室の実施に向けた取り組みを行いたいと思います。平成26年度は田野町で開催されましたが、仁淀川の上流域でもこうした要望があるのではないかと思います。実施するにはクリアするべき課題も多くありますが、挑戦していきたいと思います。そして、平成27年度首より高知市サテライトオフィスは高知県が高知県立大学内に新たに設置する「産学官民連携センター」に移転します。この新しい取り組みを活用して、地域課題を解決に結びつけるとともに、他大学との連携についても更に深めていきたいと思います。Kochi university Inside Community System | Annual report 2014 | 07