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オンライン・インタビュー実習!コロナ禍の暮らしの記憶を残す in 安田町


新型コロナウイルスの感染拡大にともない、連日のように世界中・全国各地の人混みや医療施設の様子がニュース配信されています。そこに写るコロナ禍の姿は、首都圏や都市部の様子であり、政治家や専門家の発言が公式の記録として残されています。しかし、今回のパンデミックという歴史的事態に関しては、局外者や第三者は存在しません。中山間地域や農村部の一般市民の日常体験は時が経てばすぐに消えてしまうでしょう。その意味でも、一見すると歴史的資料の価値がないような中山間地域のコロナ禍の記録を残すことは、地域の記録として将来に伝える価値があると考えます。

高知大学人文社会科学部では、2017年度に中芸地域をフィールドにしたインタビュー実習を立ち上げ、これまでに延べ30名を超える地域住民にインタビューを行ってきました。今回は、コロナ感染拡大予防のため地域に出向いて対面でインタビューを行うことができませんが、地域住民の協力を得て、オンラインによりインタビュー実習に挑戦することになりました。
 高知大学では、コロナ感染拡大予防のため、地域実習ができない状況が続いています。一部ではありますが、地域住民とオンラインで対話する実習か試行されています。本授業は、地域住民と学生との対話を通じてコロナ禍の地域の暮らしを記録する県内初の取り組みです。パンデミックという歴史的事態の当事者である地域住民と学生とが、自らの経験を共有し、記録していく活動に繋げていきたいと考えています。


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