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地方創生を五感で体験!えんむすび隊 in 室戸市


室戸市古戸商店街

皆さん、こんにちは!!
高知大学地域コーディネーターの赤池慎吾です。

やってきました室戸市!朝7時、朝倉キャンパスを出発した学生達は、晴天に恵まれた中、地域における「つながり」とは何なのか?室戸市における地域の「つながり」を見つける旅に出ました。

午前は、「つながり」の場をつくる人である室戸市商工会・富岡一成会長と山田博子様に街歩きのガイドをお願いしました。行き交う人々と挨拶を交わしながら、古戸商店街を巡ります。「シャッター商店街だけど・・・」という富岡会長の言葉に、学生達は息をのみます。それでも昔の面影や新しい店舗など、古戸商店街の今をしっかりと目に焼き付けます。


室戸市古戸商店街 室戸市古戸商店街

昼食は、室戸市民の健康を気遣い、減塩や食生活を見直すキッカケを作っていらっしゃる室戸市食生活改善推進協議会の皆様に地元食材をたくさん使ったご馳走です。まさに胃袋で人と食、食を通じた人と地域の繋がりを教えていただきました。


室戸市食生活改善推進協議会 室戸市食生活改善推進協議会

午後は、「つながり」を創造する人をテーマに、ビデオグラファー・遠枝澄人様に室戸に移住した経緯や現在の取り組みについてお話を伺いました。移住者だから持てる視点がある一方で、移住者の限界を感じることなど「移住者の生の声」を学生達に優しい口調で語っていたのが印象的でした。最後に、室戸市長に学生の感想を報告し、講評を頂きました。


ビデオグラファー、遠枝澄人 ビデオグラファー・遠枝澄人

学生の感想を一部抜粋して紹介します。

《人文社会科学部・一回生》
カフェやスナックとか、地域の人たちが集える場所があるということがいいなと思いました。実際に来て、室戸の人や環境、建築物や海など様々なものを見学して、実際に来ないと、この雰囲気というものは感じらことができなかったと思います。地域の方々のあたたかい雰囲気や、話し方からにじみ出る優しさとか、馴染みやすさに触れて、地域活性化はすぐできるような単純なものでもないけれど、この今日感じた人々や街の雰囲気が地域おこしには必要不可欠であるように感じました。

《人文社会科学部・四回生》
今まで「商店街」と聞くと、帯屋町のようにアーケードがあり、整備された道が真ん中にあり、その両端に衣服店や雑貨屋、飲食店等が連なっている…というイメージを持っていました。そのため室戸市散策をしていた時に、冨岡さんが「ここが商店街です」と紹介してくれるまで、その通りが商店街だということに気づ来ませんでした。正直に言うと最初のは人通りも少なく、開いているお店も少なく「寂しいな…」という印象でした。 しかし、各店舗を紹介する時に事前の約束もないにも関わらず「今日大学生を案内してるから中見せてやってよ!」と声をかけると地域の皆様は快く受け入れてくれたのを見て、普段から地域住民が「繋がっている」ことを実感することが出来ました。

《地域協働学部・一回生》
私は「地域活性化」と聞くとお金で地域の経済を回すことだけを考えていましたが、えんむすび隊に参加してお金には換算できない地域のための活動も地域を活性化させることができるのだと知りました。これからの大学生活ではそんな人たちにも焦点を当てることができたらいいなと思っています。


イベント報告