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中山間地域の暮らしと教育環境を学ぶ in 室戸市中川内地区


皆さん こんにちは!!
高知大学地域コーディネーターの赤池慎吾です。

今日は、「中山間地域の暮らしと教育環境を学ぶ」と題したえんむすび隊で、室戸市羽根地区の黒見集落・中川内集落を訪問しました。

少子高齢化の進む高知県では、次々と小学校が統廃合されています。室戸市羽根川を北にのぼっていくと、人口約167人・世帯数約69戸の黒見集落と中川内集落を校区とした中川内小中学校が見えてきます。
中川内小中学校は、室戸市の中山間地域に残る小中学校で、全校生徒・児童数は20名です。黒見集落・中川内集落の有志が中心となり、小中学校の存続に向けた移住体験・山村留学を企画しています。 今回のえんむすび隊は、移住者の受け入れを目指す地域住民と「よそ者」である学生達との交流を通じて、地域の魅力と強みを知ることを目的にしています。

午前9時30分、中川内小中学校の校庭に学生7名と住民15名が集まりました。まず、地域おこし協力隊・榊原さんから地域紹介がありました。続いて、安養寺校長先生から小学校の現状と課題についてお話をいただきました。
その後、住民のガイドで中川内集落と黒見集落を散策しました。細い路地を歩くと、多くのおじいさん・おばあさんが声をかけてくださいました。また、井戸や手作りコンビニなど中山間地域を支える仕組みを実感しました。

昼食は、黒見集落の女性部が中心となり、地元の食材を使ったご馳走を振る舞ってくださいました。早朝に収穫した野菜やアメゴ、さらに子供達が採ってきてくれた川エビやゴリなど、黒見・中川内の自然と優しさが詰まった昼食でした。

午後は、黒見集落と中川内集落の2つのグループに分かれて、住民と一緒にワークショップを行いました。学生からは、「地域で子育てができる環境」や「おすそわけ文化」、「まるで集落が一つの家族みたいだ」という魅力・良いところが発表されました。住民達は、「三世代同居が多い」、「小中学校という絆で集落が結ばれている」といった地域の強みを再確認したようでした。

今後は、地域との関係を築きながら、地域の強みを維持していくための仕組み作りや、移住者が溶け込める環境作りを一緒に考えていきます。


受け入れ地域の皆様へ お礼状(PDF:321KB)



集合写真

ヒアリング

黒見集落の高台

ワークショップの発表

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