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【授業】高知家・まるごと東部博の改善を考える中で多くの学びを得ました


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 地域協働入門(2)を受講した1年生が、7月12日(日)に室戸世界ジオパークセンターで成果報告会を行いました。学生は、東洋町でのこけら寿司作りや、室戸市のドルフィンタッチ、奈半利町の町並み散策などの「高知家・まるごと東部博」の自然体験プログラムに参加し、それぞれ改善策を考えてきました。
 グループプレゼンでは、奈半利町の海辺の自然学校の新プログラムとしてシーカヤックの導入を他県の事例や収益の試算をもとに提案した他、野根山街道でのトレッキングなど実際に参加した経験を踏まえ提案しました。
 また個人プレゼンでは、東部地域に対するイメージの変化や自然体験プログラムの可能性、取り組む地域の方々と関わって感じたことなどを発表しました。
 大学を飛び出し、これまでお世話になった方々を前にしたプレゼンということで、学生はかなり緊張して本番に臨んだようですが、地域での経験から多くの学びを得たようです。ぜひ学生の感想をご覧ください。

農学部1年男子
 今回の室戸世界ジオパークセンターでの成果報告会を通して、大学関係者ではなく、さらに大人の方々に対してプレゼンをするということで特別な緊張感を感じました。そんな中でプレゼンをするにあたって、学内でプレゼンする時よりも言葉を選び、伝えようとしていることをしっかり伝えることができるように意識しました。プレゼンは自分が言いたいことを述べるだけでは伝わらず、聞き手に理解してもらえるようにしなければならない、ということを考えながらプレゼンができたことは良かった点だと考えます。当日にハプニングがあったこともあり、はじめに行ったグループ発表は特に緊張しましたが、チームメイトと協力してしっかり対応することができたのではないかと思います。
 一方、改善点としてもっとスライドの表示時間を考えて表示するという点が挙げられると考えます。今振り返ると、スライドの内容を説明するとすぐに次のスライドへ進んでいたと感じます。話し方は工夫することを意識しましたが、スライドの表示時間までは意識することができませんでした。グループ発表、個人発表共にスライドを見て考えてもらいたい場面がありましたが、淡々と進めてしまいました。これらの改善点は今後に生かしていきたいです。
 このように振り返ってみると人前で発表することがいかに難しいかということを改めて実感します。今回このような体験ができたことはとても良いことだと感じました。今回体験したことを今後の学生生活、その後にも生かしていきたいと思います。

理学部1年男子
 成果報告会を終えて一番最初に感じたのは疲労を伴った達成感でした。そして、その次に人と関わることの良さを改めて感じました。最初の達成感については、5月頃からの実習を体験してきたことと、グループや個人でプレゼンをしっかりと終えることができたことによるものだと思います。
 二番目については、実習が始まった頃から感じ続けていたものであり、この授業における私にとって成果の一つでもあると考えているものです。私は今でも人と話すのは得意とは言えませんが、授業を取り始めた頃はもっと苦手でした。苦手故に自分の知らない人と接する良さなどはまったくわかりませんでしたし、知ろうとも思っていませんでした。けれども、この授業の特徴として多くの人と否が応でも関わらなければなりません。最初は嫌でしょうがなかったです。しかし、実際に関わってみると、明るく愉快でない日でもその場が明るかったのを覚えています。何よりも豊富な人生経験からくるお話しは興味深かったです。また、地域を盛り上げようと活動されている方々や、その日限りで参加していた大学生との交流もとても有意義でした。これらの経験から、人と関わりによって様々な考えかた触れられるということを少し学べたように思えます。そして、これが人との関わることのよさの一つの要因であるとも感じました。
 この授業での経験を活かして、少しでも人と関わることが得意になって、自発的に関わりをもっていければよいと思います。

理学部1年男子
成果報告会に参加して今までの活動の意義を改めて感じました。私は地域の活性化にはあまり関心がありませんでした。というのも自分の意見などで地域が動くとは思えなかったからです。
 しかし、この授業に成果報告会という意見を聞いてもらえる場を設けてもらい、地域の活性化について真剣に考えるようになりました。そこで今まで無いと思っていたその地域の強みであったり、特徴であったり地域の活性化のヒントが見えてきました。そのヒントから自分なりの案を考え、グループの仲間と意見をすり合わせて、ひとつの案にまとめようと努力したことは案の完成度を高めてくれたように思います。地域を変えようと必死に考えられるようになったことや、成果報告会が終わって、達成感と新たな課題が見えるようになったことは、今後の自分に大きな影響を与えてくれるように思います。
 また、今回の活動を通して自分の地元のことも考えるようになりました。今まで自分の県どころか地域に対しても良いところのひとつも言えなかったが、自分の地元なのだからもう一度目を向けて良いところを見つけていきたいと思うようにもなりました。これからも今回の体験を生かし、地域に対してなにができるか、何をするかを考えていきたいと思います。

農学部1年男子
 成果報告会を終えて、地域協働入門の授業を振り返った。最初の授業で今城先生から学校以外の相談できるような人は何人いるかと聞かれ、3人ほどしか挙げられないことに自分でも驚いた。自分は全く近所の方や地域の方と知り合ったりしたことがなかったのだと気づかされた。
 高知県東部地域の体験プログラムの中でたくさんの地域の方と話をする機会があり、どの方もやさしく色々なことを教えてくださった。これからはできるだけボランティアなど、地域の活動に積極的参加して地域の方と関わる機会を増やしていきたい。
 また、私はあまり外に出て旅行などをしたりしないが、今回の授業で高知県東部地域のいろいろな場所へ行き自然や地域の方とふれあい、高知県の色々な良いところを知ることができた。これを機に臆せず高知県の観光スポットをまわり、より多くの高知県の良いところを見つけていきたいと思う。
 今回の成果報告会では個人とグループでの発表であった。やはりグループでの発表は難しさを感じた。それぞれがそれぞれの意見を持っているので、それをまとめ形にすることは大変難しい。今回はなんとか形にすることができたが自分では納得のいくものができなかった。この経験を通してより良いプレゼンテーションができるようになりたいと感じる。

理学部1年男子
 今回の「成果報告会」は多忙の中、今までの体験プログラムにてお世話になった方々が僕達のために足を運んで下さり、開始前からありがたい気持ちでいっぱいでした。
 またプレゼンテーションの会場となる部屋に入ったとき、本来なら利用させて頂く僕等が会場準備をしなければならないところ、もう既にセッティングがしてあり、このような素晴らしい環境で報告会をさせて頂けることにとても嬉しく感じました。
 前半はグループ発表、後半は個人発表という流れで「成果報告会」が進んでいきましたが、始めに行った僕達山班のグループ発表では同グループの仲間が今までの練習で取り上げていなかったことを補足的にプラスするなど、自分の担当するスライドについて自分なりに少しでも調べて発表してくれたので、今回のグループ発表は今まで練習してきた中で伝えたいことを心の底から伝えられた、一番良い発表になったのではないかと思います。 
 また個人発表では僕自身が思っていた考え方や意見と違ったものが他の人の発表から取り入れられ、自分と他者との間で比較ができた点ではとても面白かったです。
 今日来て下さった方は、僕達の発表を頷きながら、かつ興味深そうに聞いて下さった上、「なはり浦の会」の代表の方から講評を頂いた際に「奈半利には宿泊できる場所があるから、今度は泊りがけでおいで」と言って頂き、この授業を通して親切な東部地域の方々と触れ合えてきて本当に良かったなと思いました。是非、また東部地域を満喫したいです!!本日は本当にありがとうございました。

人文学部1年女子
 今日は4月からこれまで授業の一環として参加させてもらった「高知家・まるごと東部博」を通しての成果報告会が室戸ジオパークでありました。私は愛媛県出身でどちらかというと高知西部のほうが印象が強くて、正直何があるかわかりませんでした。
 でも実際に自分が行ってみるととても自然が豊かで、食べ物もおいしくて、地域のおじちゃんおばちゃんもみんなやさしい人ばかりで、魅力がいっぱい詰まっていました。
 それらの地域の自然体験観光プログラムのブラッシュアップを考えるということで、私は野根山街道のグループだったのでそちらのほうをさせていただきました。報告会には、東部博の方や奈半利浦の会の方々が来てくださいました。ブラッシュアップを考えることももちろん難しかったですが、私が特に感じたことは他の人と協力してひとつの作品を作ること、そして自分の考えを言葉にして伝えることの難しさです。グループ発表ではみんな学部も違うし、私は部活をしているのでなかなか時間が合いませんでした。しかしその中で、みんなの考えを短時間でうまくまとめ、各自でやることはちゃんとできたので、なんとか形にすることができました。グループのみんなには助けてもらってばかりでした。
 個人の発表では、私はもともと人前で話すということが苦手だったので極力避けてきたのですが、今日の発表を通して前よりは一歩前進できたと思います。新たな課題として他の人にいかにして自分の考えを分かりやすく言葉で伝えるかということが出てきたので、またそのような機会があれば、もっとうまく伝えることができたらな、と思いました。
 今回の授業で関わってくださった皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後の東部地域の発展を楽しみにしています。ありがとうございました。


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