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【えんむすび隊】絶景 天空の郷は実りの秋!“田んぼアート”稲刈り体験ツアー


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 10月25日日曜日、秋晴れの空の下、えんむすび隊は本山町吉延の収穫祭に参加させていただきました。

 本山町は高知県の中央に位置し、清流吉野川が流れる山の町です。その本山町の吉延の棚田ではまちおこしと地域づくりの一環として毎年田んぼアートが行われています。えんむすび隊は6月の田植えにも参加させていただきました。その稲が育ち、たわわに実った稲穂の収穫を行う時期となり、収穫祭を開催されることになったそうです。


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 予定より少し早く到着した私たちは黄金に染まった棚田を見下ろしながらゆっくりと集合場所へ向かいました。特に今回は中国や台湾からの留学生も参加しており、このような山の中に田んぼがあることに驚き、景観のすばらしさに魅了されていたようでした。
 地域の方から説明を受け、いざ稲刈り体験のスタートです。思い思いに鎌を持ち、稲をつかんで刈り取りますが、地域の方のように気持ちよくは刈り取れません。鎌の持ち方や稲をつかむ手の方向など細かく教えていただきながら取り組みました。次第にコツをつかんできたのか学生もスピードアップ。鎌で手を切らないよう注意しながらどんどん進んでいきます。ある程度刈り取ると稲を束ねる作業にも挑戦です。実のついていない穂を使い稲穂を束ねます。それを木で組んだ柵にかけていきました。ある学生は収穫後の米を乾燥させるということを知らず作業に疑問を持っている様子でしたが、それに気が付いた地域の方から説明を受け、目を輝かせていました。幅の狭い場所を刈り終えるとコンバインの登場です。学生1人1人が地域の方についてもらいながら2台のコンバインに乗せて頂きました。想像以上の振動や難しさにその日一番の集中した顔をしていました。一通り体験をさせていただいた後、2回目、3回目とチャレンジする学生も。たくさんの人が一緒に鎌で刈り取っていた時の何倍ものスピードで棚田の稲穂は刈り取られていきました。


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 お昼には吉延で採れた新米を使ったおにぎりとお味噌汁を頂き午前中の疲れも吹き飛びました。
 その後、地域の方のご厚意で棚田を案内していただき、途中アケビや柿を頂くと学生は恐る恐る口に運び「美味しい」「甘い」と喜んでいました。

 お昼の休憩が終わり、今度は来年の田んぼアートのアイディアを考えることに。まずは学生と地域の方でペアを作り天空の郷のことを教えていただきました。そして各自A4用紙に思い思いの田んぼアートの図案を描き、どうしたら田んぼアートを見に来てくれるのかのアイディアを発表しました。
 来年の田んぼアートがどのようになるのか、今から待ち遠しいですね。

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 お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。

 参加した学生の感想をご紹介します。是非ご一読ください。

●農学部農学科3年女子
 田植えから4か月強、あの時の小さな稲に立派な穂が実っていました。8月のアートがきれいな時に来れなかったのは残念でしたが…。でも自分で植えた稲を刈り取ることが出来てよかったです。最初は鎌の扱いも馴れず、のこぎりみたいな使い方をしていました。地域の人に正しい鎌の使い方を教えてもらい、何とか刈ることができました。地域に出ると、やっぱり習うことや、勉強になることがたくさんあると実感しました。コンバインの乗車も難しく、稲を踏まないかとヒヤヒヤしながら運転しました。農家の人はこれを慣れで習得するのかと想像すると、師匠?(先輩?)の存在は偉大だと思いました。

●短期留学生理学部3年女子
 今回の活動に参加した前に、中国で稲刈り体験をしたことないので、とても珍しいと思います。友達のみんなと一緒に稲刈り体験をしたり、田んぼアートを活かした交流企画ワークショップをしたり、本当に楽しかった。そして、指導の方も親切で、本当にありがたいです。自分で稲を刈ると、とても大変だと思います。でもコンバインを利用したら、簡単になってきた。やはり、今の社会で機械化は重要だと思います。今日は良く勉強になりました。

●理学部理学科2年男子
 来年の田んぼアートの案を考える際に、どうしたら本山町に足を運んでもらえるかを考えながら行ったのですが、イベントなどをやるにしても、コストや維持費、期間が限定的であるなど問題が出てきて、実際自分たちの参加していること田んぼアートもそういった面をクリアしてできた事なんだと感じました。パラグライダーなどアクティビティをしたら景観のキレイな本山町に人が集まるのではないかとも思いました。


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