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【えんむすび隊】“田んぼアート”田植え体験ツアー2017


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 6月4日の日曜日、えんむすび隊は2度の日本一で盛り上がる本山町吉延の棚田に行って田んぼアートのための田植えのお手伝いに行ってきました。

 本山町では昔からある棚田を利用し守るためにも、「土佐 天空の郷」というブランド米を作り、昨年は品評会で2度目の日本一に輝きました。今年で8回目となる田んぼアートでは本山町立小学校の生徒にデザインを考えてもらったところ、同じく昨年日本一に輝いた「しんじょう君」と、「土佐 天空の郷」、イメージキャラクターである「ぽんぽん」を描きたいというアイディアが出たそうです。
 そこで、より多くの方に知ってもらうためにも今年は購入型のクラウドファンディングにも挑戦。無事目標金額に到達し、地域の方、購入して下さった方、本山町立小学校の生徒と一緒にえんむすび隊がアートの植え付け体験をしてきました。

 事前に地域の方が組んでくださっていた班に分かれ、田植え開始です。
 普段なかなか体感することのない泥の感触と重さに転んだり植えた稲を倒してしまわないよう注意しつつ、丁寧に植えていきました。


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 デザインが入り組んでいない所では田植え期にも挑戦させていただきました。乗車タイプと手押しタイプの2種類の体験をさせていただきましたがどちらまっすぐ進むのは本当に難しく手で植えるよりも何倍も緊張した様子でした。


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 昼食は日本一に輝いたお米を使ったおにぎりとお味噌汁をおいしくいただきました。


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 午後は少し場所を移動して、一緒に田植え体験をした農家の方や本山町にお住いの方と、相互のインタビューを行いました。インタビューシートを使いながら日々の暮らしや住んでいる町のことなど様々なお話を伺いました。
 最後に学生と地域の方でそれぞれ分かれ、学生からは「私達が感じたこととできること」、地域の方からは「若い人が本山町に来たときに期待すること」を話し、お互いに発表していただきました。


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 お世話になった皆さま、ありがとうございました。
 以下に参加した学生の声の一部をご紹介します。是非ご一読ください。

●農林海洋科学部農林資源環境科学科2年女子
初めて本山町に来て、棚田の景観がきれいなことに驚きました。地域の景観を保つためには人手や資金、地域の人々のかかわりが大切であり、維持していく難しさを農家の方々の話を聞いて改めて感じることができました。普段、大学の授業で過疎化が進んでいることや、放棄され棚田が機能していなくて中山間地域の農業がかなり衰退していることは学んでいました。しかし実際に行ってみることでなんで今のような問題が行っているかを知ることが出来たり、自分で何が出来るかを考えられとても勉強になるなと思えた。これからも自分で地域に出て農業や高知について学んでいきたいです。

●地域協働学部地域協働学科1年女子 
私は、今回人生で初めて田植えを経験した。田んぼの泥んこの中に入った時は「おおっ!!!これが田んぼかあ!!!」と思った。冷んやりとしてカエルたちがいっぱいで、足元もスポット泥の中に埋まってしまうところがあったり、田んぼの中は生物が泥山で大冒険でした。あとは、地域の方に「うまいねぇ!!!」とか「また来てや!!」とか言ってもらえるのは「自分は田植えのプロフェッショナルだ!!!」と調子に乗ってしまうこともありました…。
 あとは、本山地域の人たちとの意見交換の中で「人材不足」というコトバがでてきた。自分も何か定期的に関わっていきたいと思う。

●農林海洋科学部農林資源環境科学科1年男子
今回は田んぼアートとしての参加ではあったけれど、地域の方との交流もたくさんあり、とても貴重な体験となった。たくさんの方との交流の中で本山町のことを知ることが出来たり、学生たちとのワークショップで他の人の意見や考えを知ることができ、とても自分の刺激になった。
 また、中山間地域などでの課題や問題を本や授業などで学んだことはあったけれど、実際に現場に行くとその地域ならではの問題や地域の方々の思いがあり、実際に体験しないと分からないことはたくさんあるのだと改めて気づかされた。
 この体験を通じて、自分でもできることを発信していき、たくさんの人にもこういった経験をしてほしい。


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