HOME > 開催!! 平成30年度高知大学出前公開講座 in 佐川町

開催!! 平成30年度高知大学出前公開講座 in 佐川町


平成30年度高知大学出前公開講座 in 佐川町
(9月5日(水)10:00〜11:45 佐川町名教館)

 佐川町での公開講座が始まりました!
 佐川町は平成26年度から出前公開講座を実施していますので、今年でちょうど5年目となります。(祝5周年)

 今年度は、地域の歴史や文化への理解を深め郷土愛を育てることを目的として、佐川町が輩出した偉人や、佐川町が有する自然文化財、ならびに地域(土佐)の言語等について学ぶ講座を準備しました。
冒頭に佐川町堀見町長から出前公開講座開催にあたりご挨拶を賜り、平成30年度の講座がスタート!

 第1回目の講師は、高知大学教育学部准教授の岩城裕之先生です。
 岩城先生は、日本語学(方言学・語彙学)、社会言語学が専門で、方言語彙の記述と分析や医療福祉災害時における方言の手引書の開発等の研究をされています。
 その専門的な知見から、「言語地図から読み解く高知方言」と題した講座を実施しました。
 講座では、全国から見た高知の方言の特徴や、1966年から1974年にかけて刊行された【日本言語地図】をもとに、発音やアスペクトの全国分布から、高知の言葉が旧来のまま現在に至っていることを説明するとともに、薬指・ヒキガエル・きのこ・さつまいも・ものもらい等の言葉を題材に、どのような伝達経路で、どのくらいの期間で全国各地に広まっていったかを社会的背景も交えながら解説しました。
 佐川町は、高知県でも平野部と山間部、さらには幡多地域等との境に位置する場所にあり、それが日本言語地図の方言分布からも見て取れるとのことです。
 受講生も地元での言い回しや呼び名等、こっちではこう言う、親はこう言ってた等、高知の方言について楽しみながら学んでいました。

 第2回目講座は、平成30年9月12日(水)10:00〜11:30に理工学部近藤教授による「鳥の巣石灰岩から探るジュラ紀末の佐川」を実施します。

佐川町の皆様。お楽しみに!




平成30年度出前公開講in佐川町1 平成30年度出前公開講in佐川町2 平成30年度出前公開講in佐川町3 平成30年度出前公開講in佐川町4