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第2回目講座開催! 平成29年度高知大学出前公開講座 in 四万十町


 四万十町での平成29年度出前公開講座[第2回目]が開催されました。
(11月20日(月)19:00〜20:45 四万十町役場本庁東庁舎1階 多目的ホール)

 第2回目は、「高知県とカツオ 〜カツオ資源の持続可能性を考える〜」と題し、高知大学副学長の受田浩之先生による講座が行われました。

 開講に先立ち、四万十町副町長の森武士様にご挨拶、及び受田先生のご紹介を頂きました。

 講座では、高知県と県魚と呼ばれる「カツオ」の関係性から話が始まり、歴史や観光・消費量など、様々な観点からカツオについての説明がありました。その後近年県内のカツオ水揚げ量が減少していることが示され、話題はカツオ漁を中心に展開していきます。減少した理由としては、世界全体、特に東南アジア諸国での漁獲量が増えている事や、産卵前のカツオが漁獲されている事などが理由としてあげられていました。
 受講生からは、「増えたカツオの漁獲量はどこで何に消費されているのか?」と質問があり、「マグロと一緒に漁獲され、ツナ缶として主に北米で猫の餌用に出回っているものが多い」など、意外な話もありました。また近年の日本では麺つゆの消費が増えており、その原料となる上質な鰹節を作るためには、成熟する前のカツオが必要となるため、それも本県のカツオの水揚げ量の減少に影響しているとの解説がありました。
 講座の結びには、「日本カツオ学会」の立ち上げや「高知カツオ県民会議」の活動についての話があり、カツオ資源問題に対する本県の取り組みが紹介されました。
 受講生からは講義中にも多くの質問が寄せられ、最後まで講座は盛況のうちに終了しました。

 次回、第3回の講座は11月29日(水)19:00から大正地域振興局にて「子どものほめ方・叱り方 〜子育てに応用できる心理学〜」と題し、高知大学教育学部教授の玉瀬友美先生から幼児教育に関するお話をいただきます。奮ってご参加下さい!




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