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住民とともに記録するライフヒストリー・インタビュー実習 in 安田町


インタビュー風景

皆さん、こんにちは!!
高知大学次世代地域創造センターの赤池慎吾です。

今日は、人文社会科学部・岩佐光広先生と実践している「社会文化調査論」ライフヒストリー・インタビュー実習の報告です。
人文社会科学部では、2016年から高知県中芸地域(奈半利町、田野町、安田町、北川村、馬路村)をフィールドにして、ライフヒストリー・インタビュー実習を続けています。
ライフヒストリーとは、ある人が、自分のこれまでの人生と生活(life)において経験したことや見聞きしたことにもとづいて、その人の視点から今ここで語る歴史(history)のことです。ライフヒストリー・インタビューとは、インタビューイー(インタビューを受ける側)のこれまでの人生と生活を、ある程度時系列的に振り返ってもらいながら、それぞれの時期に経験したり見聞きしたりしたこと、そのときに感じ考えたこと、いま振り返って思うことなどを、具体的なエピソードをもとに語ってもらうことを試みます。この授業では、人文学・社会科学におけるライフヒストリー・インタビューの重要性について、調査実習を通じて学びます。
今年度の実習は、新しく開所した安田町中山地区のサテライト教室で実施しました。


インタビュー調査2 インタビュー調査3

インタビュー調査を終えた学生からは、「自分の知らない時代を知ることの楽しさ」、「台本通りに進まず、想定していなかった言葉に悩んだ」や「もっとインタビューが美味くなりたい」といった声が聞かれました。また、ご協力頂いた住民からは、「こういう聞かれ方は話しやすかった・話しにくかった」といった学生へのアドバイス、「若い人に話せて良かった」や「孫に自分のライフヒストリーを話してみようと思った」という感想が聞かれました。



イベント報告