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開講!! 平成29年度高知大学出前公開講座 in 馬路村


 平成29年度高知大学出前公開講座 in 馬路村を開講しました!
(9月22日(金)19:00〜20:45 馬路村就業改善センター)

 先日開催された北川村に続き、高知県東部地域では2例目の公開講座となります。講座に先立ち行われた開講式では、開催協力を賜った馬路村教育委員会清岡明徳教育長から、ご挨拶を頂きました。当日は、足元の悪い雨の中にもかかわらず、村内各地から事前申し込みを上回る30名の受講者が参加くださいました。

 第1回講座は「日本遺産と中芸地域の未来」と題し、高知大学地域連携推進センター特任講師(安芸地域担当UBC)の赤池慎吾先生からのお話です。
 日本遺産は文化庁が平成27年度に制度化し、有形無形の文化財とともに歴史や地域の風土に根差した「ストーリー」を認定するものです。昨年度より中芸地域(安田町、奈半利町、田野町、北川村、馬路村)の行政、住民と高知大学の“官民学”が連携し、「魚梁瀬森林鉄道日本遺産推進協議会」を立ち上げ、日本遺産の認定に向けアイデアを練ってきました。文化庁との度重なる折衝を通じて、「森林鉄道から日本一のゆずロードへ」というストーリー作りを行い、本年4月28日に高知県内初となる日本遺産認定を得ることができました。これを契機にして、過去と現在を結び付け、食文化をメインに観光客を呼び込む中芸地域の振興計画等についての説明が行われました。
 また、講座では高知大学生の約1割が馬路村を訪問している実態や魚梁瀬住民との交流が盛んであることの紹介が行われるとともに、受講生からは林業からゆず産業に移り変わった地域史を振り返る中、埋もれていた地域資源を掘り起こすことの大切さを理解することができたとの声が寄せられました。
 UBCとして地元で5年間活動している赤池先生の軽快な語り口に受講生は満足得られた様子で、中芸地域の魅力を一緒に考える講座は盛況のうちに終了しました。

 次回、第2回の講座は9月29日(火)19:00から同会場にて「馬路村の災害後をイメージする」と題し、高知大学地域協働学部講師の藤岡正樹先生から地域防災のお話をいただきます。奮ってご参加下さい!




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