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【えんむすび隊】須崎の伝統 わら馬づくりで想いをつなぐ


7月5日日曜日。えんむすび隊は二日後の七夕に向けて賑わいを見せる須崎市を訪れました。


わら馬づくりを子供たちにも

 須崎市は古くから伝わる伝統的なわら馬を現代に復活させることで、地域のつながりを強くしようと取り組んでいます。
 そんな須崎の方々の伝統や想い、取り組みについて話を聞かせていただき、地域の活性化について学ぶため、えんむすび隊は須崎七夕かざりのお祭りのお手伝いもかねて出かけていきました。


初めての藁細工 藁を柔らかくするって?

 初めて体験するわら馬づくりに学生たちは悪戦苦闘。地域の方が藁をたたき柔らかくする姿やすいすい編む様子を見て目を丸くしていました。何とかおもいおもいのわら馬を仕上げ、準備完了。さっき習ったばかりのわら馬づくりですが、今度は教える側へ。体験コーナーに来た地域の方や、他のコーナーに遊びに来ていた子供たちに声をかけ、丁寧に作り方をレクチャーしていました。

わら馬づくりコーナー 思わず笑みも

 午後からは須崎の商店街に飾ってある小学生の作った七夕飾りを見学した後、実行委員の方からこの祭りを始めたきっかけなどの話を聞きました。その後2チームに分かれ「30年後、今の子供たちの子供がわら馬を知っているためには?」というテーマのもと話し合いを行い、実行委員の方やお祭りに来ていた地域の方の前で発表を行いました。

祭りの裏側・地域の想い 日曜日の商店街で
今日一日で考えたことを 一生懸命伝えます

 以下に参加した学生の声の一部を紹介します。
 是非ご一読ください。

●理学部理学科3年女子
 初めてこういったえんむすび隊の活動に参加したのですが、たった半日くらいのこの短時間で地域の方々とこんなに触れ合うことが出来るとは思ってもみませんでした。須崎に残したい伝統の「わら馬づくり」を一緒に作りながらたくさん子供から大人の方までお話しすることが出来て、非常に私にとって充実した価値のある2015年7月5日となりました。また最後には、この短時間しか触れ合っていない須崎市に「30年後の子供たちにわら馬づくりを広めること」の提案をするために一生懸命グループで話し合い、グループワークをする力もつけることが出来て本当に良い貴重な体験ができました。

●理学部理学科2年女子
 今日、初めてえんむすび隊として須崎市に行きましたが、私にとって貴重な体験ばかりでした。中でもわら馬づくりは初めてで、わらをあみこんで作る過程はとてもむずかしかったですが、とてもよい経験になったと思います。自分がすんでいる町、市をここまで愛してくれている人がいることはとてもすてきなことです。自分が生まれた町、ずっと住んできた町を“大好き”と思える人がいることで地域が活性化していくのだと感じます。このとてもすてきな市や町をたくさんの方々に愛して“大好き”になっていただきたいです。私も自分が生まれた町、生まれ育った場所は大好きです。もっともっと私も自分の地域を知って次の世代の方にも大好きになって活性化してほしいです。様々な活動を通して私も成長していきたいです。

●地域協働学部地域協働学科1年女子 
 今回初めてえんむすび隊に参加させていただいて、わら馬づくりとはどういうものなのか、その他にどういうことをするのか、誰と一緒に行くのか、分からないことばかりで不安でした。須崎もほとんど初めて来て、高知県民なのに恥ずかしいほど須崎についての情報を持っていませんでした。結果から言うと、私にとって大きな一歩、そしてたくさんの気づきを得るえんむすびとなりました。大きな一歩というのは、全く知らない先輩方四人と作業をすることが私にとって大きな挑戦だったということを意味しています。活動させていただいた須崎の方々だけでなく、共にえんむすび隊として活動した皆さんと繋がることが出来て、本当に良いご縁となりました。たくさんの気づきとは、完全に知っている人が少ない場で、自発的に発言ができなかったことなどを指します。悔しいと思いながら、最後の発表の場でまとめ役をすることで少し挽回できたかなと思います。須崎の皆さんともっと繋がりたいです!


ありがとうございました!

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