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【えんむすび隊】くいしんぼマラソンin仁淀川町 遊遊会とCooking&Kubaring


 10月4日日曜日、まだ空に星が輝く中、えんむすび隊は仁淀川町へと向かいました。


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 今回のえんむすび隊は「くいしんぼマラソンin仁淀川町」で遊遊会の方と一緒に活動を行いました。
 「くいしんぼマラソンin仁淀川町」とは仁淀川町の合併10周年を記念したマラソン大会で仁淀川町の特産品を味わいながらハーフマラソン21Kmを走るグルメなイベントです。ゴール後の昼食としてお寿司と500名分のふるまい汁を遊遊会の皆さんが作製されることを聞き、お手伝いさせていただきました。遊遊会とは地域にお住いの元気なお母さん方の集まりで、普段はそれぞれ違うお仕事をされていますが地域のお祭りなどがあれば大活躍をされているそうです。

 現地に到着したのが朝方ということもあり、すんだ冷たい空気に包まれた中、作業開始です。肌寒い空気の中でも元気な遊遊会の方々を見て学生にも次第に元気が出てきました。途中でお寿司を詰めるグループと、ゴール地点でふるまい汁を作るグループに分かれ、遊遊会の方に教えてもらいながら一生懸命お手伝いをしました。


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 ふるまい汁は普段見ることのないような大きなお鍋に、山盛りの土佐ジローのお肉や野菜などを次々と入れ、醤油とみりんで味を調えます。学生たちが味見をし「美味しい」といってもお母さん方は満足されず味を追求されました。手を加えるたびに美味しくなる御汁に歓声があがっていました。

 マラソン大会が終了し、自分たちが作ったふるまい汁とお寿司をいただき、片づけを終わらせた後、一路遊遊会の拠点地である木どり屋へ。鍋や使った調理器具、ブルーシートを洗った後、あたたかいお茶を頂きつつ遊遊会の方から会の成り立ちや仁淀川町が抱えてる問題や想いについて話を伺いました。また遊遊会の方から質問を頂き学生1人1人が自分の将来の夢や目標を話しました。1年生から4年生が思い思いに自分の将来を話す姿はどこか恥ずかしそうで、輝いていました。


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 以下に参加した学生の声の抜粋をご紹介します。
 ぜひ、ご一読ください。

●医学部看護学科4年女子 
 初参加させていただきました。「楽しそう」と思ったことがきっかけで、実際に参加して期待以上に楽しい時間を過ごすことができました。普段は他キャンパスの学生、特に異なる学年と交流する機会はなく、お互いの学びや専修について話し、少し価値観が広がったように思います。
 遊遊会の皆さんは、お齢にそぐわず、とてもパワフルな女性たちで、きびきびと指示を出してくださり、初めての自分でも余裕を持ってお手伝いできました。今まで仁淀川町に来ることもなく、今回のような活動を通して地域の方と一緒に地域のイベントに参加できて本当にラッキーで、とてもいい体験だと感じています。大学生が出来ることは限られていますが、少しでも地域の活性化、大学での学びを地域に還元することぐらいは出来るのではないかと改めて思いました。人口減少で過疎化が懸念される中で、地元の方が「自分達の町をなんとかしたい」という思いが地域を動かし、人を動かし、若者へのアプローチにもつながると感じました

●人文学部社会経済学科3年男子 
 今日の活動では、地域の方々(遊遊会の皆さん)の底力を感じ、元気を頂いたのと同時に現実的な問題に直面している地域の現状、限界を改めて痛感しました。今回のマラソン大会のようなイベントでは伝統的な食べ物や炊き出しなどの準備の手際の良さなど、10年以上にわたって活動されている遊遊会という組織があるからこそ可能なのだと思い、地域住民の方が協力されることの絶大な意味を知りました。しかし、そのコミュニティも高齢化に代表される現実的問題によって存在自体が危ぶまれていますこれまでも様々な機会におけるヒアリングなどで認識はしていましたが、こうして生の声をお聞きすると受け止める際の重みが違い、胸が締め付けられる思いです。その一方で「企業誘致でなく自分たちの持っているものを活かしたい」とおっしゃられていたことに強い意思を感じ、感動しました。

●理学部1年女子 
 遊遊会の方々とご飯や土佐ジロー汁を作りました。一緒に活動して、地域の方々の温かさを改めて感じました。地元の鹿児島でも年輩の方とこういう活動をしていたので、とても懐かしい気持ちになり、仁淀川町に愛着がわきました。豊かな自然と心優しい人々のいる仁淀川町はずっと残って欲しいと思います。
 私も理学部で地域の人々と自然をより結びつけるという目標を再認識しました。災害コースで自然現象について学び、より住みやすい地域にできるように頑張ります。


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