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【えんむすび隊】棚田の七夕まつり


集合写真

 8月9日日曜日、厳しい暑さが続く中、えんむすび隊一行は仁淀川町長者地域へと向かいました。
 仁淀川町長者地域にある「だんだんの里」では、この地域を元気にしたい!と、一度は途絶えていた七夕まつりを甦らせ今年で第8回目を迎えました。棚田の上に200メートルものロープを張り、約140個の提灯と伝統的な七夕飾りを飾り付けます。昼は鮮やかな飾りが、夜は星空と提灯の明かりが幻想的に棚田を彩り見に来た人を魅了します。昨年は残念ながら台風による悪天候のため中止になってしまいましたが、今年は天候にも恵まれ地域の方も1年ぶりの七夕まつりを楽しみにされていました。
 そんな中、地域の方と一緒に当日の飾りつけ等の準備、祭りの運営のお手伝いを通して長者という地域やそこに住み地域を盛り上げようと頑張る人の思いに触れることで、地域づくりを体感しようと、えんむすび隊は仁淀川町長者地域へと出かけていきました。

棚田

 まず初めに行ったのが10本ほどの笹飾りを作る仕事でした。地域の小学生が書いた短冊や色とりどりの飾りを取り付けていきました。だんだんの里のシンボルでもある大銀杏の木陰で作業をしましたが日が高くなるにつれどんどん気温が上がります。学生たちも汗を流しながら地域の方と一緒に作業に取り組みました。

 笹飾り作りが終わるといよいよ棚田の上を渡るロープの飾りつけです。提灯と提灯の間に一つずつ飾りをつけていきました。一つ一つの飾りは大きく、運ぶだけでも一苦労。棚田のあぜ道を下り、飾りを引きずらないよう気を配りながら所定の場所まで運びました。

笹飾り 笹飾り2

 お昼ご飯を挟んで暑さに負けないよう十分な休息をとりつつ、作業再開です。今度は運んで行った飾りを一つ一つしっかりとロープに取り付ける作業です。飾りが風で飛んでしまわないように括り付け方をしっかりと習いいざ挑戦。さっき教えていただいたばかりなのに思うようにはいきません。もう一度教えていただき四苦八苦しながらなんとか取り付けが終わると今度はロープを張る作業です。ロープの先を引っ張るときに飾りや提灯がひっかかって壊れてしまわないように支えました。

 屋台の準備をお手伝いし、いざお祭りの始まりです。次々とくるお客様との会話も楽しんでいた様子でした。

 迎えて下さった方々の温かい対応や地域の方の笑顔、幻想的な風景に学生たちもすっかりと魅了されてしまったようでした。

ふむふむ いざ、

 以下に参加した学生の声の抜粋をご紹介します。
 是非、ご一読ください。

●地域協働学部地域協働学科1年女子 
 今回、長者に来るのは2回目でした。以前はしょうぶ祭りに参加させてもらいました。前回とはまた違った棚田のよさを知ることができました。棚田を活かしたイベントは、長者を知ってもらう上でとても良いと思います。七夕祭りの準備に多くの時間をかけ、当日の準備では暑い中飾り付けの作業をされていて、結構大変なんだなと感じました。
 地域の人たちの苦労や協力があってのイベントなのだと改めて感じる機会となりました。
 そして、前回来た時にも感じたのですが、今回も地域の人がとてもあたたかく、本当にいい所だなと思いました。

いっぱい並べて

●人文学部人間文化学科1年女子
 大学に入って初めてのフィールドワークが楽しかったです。地域のお祭りの準備を手伝わさせてもらったのですが、準備の段階から、長者地域の民さんのお祭りを成功させようとしている熱意が伝わってきました。母から、ちょうちんがとてもきれいに飾っているお祭りだと聞いていたので、そんなお祭りの飾りつけをさせてもらえたことがとても光栄なことだなと思いました。飾り付けのワイヤーを上げている時、私が強く引きすぎてしまって、飾り付けが破れるでしょ!とどなられてしまったときは、考えなしで行動してしまったことを反省しました。お祭りはいつも完成してものに参加するだけで自分たちで準備をすることは初めてなので、作ることの大変さを少しながら感じることができました。

灯りがともる

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